IT投資で「満足している」と答える経営者に共通しているのは、実は最新機能でも導入コストの安さでもありません。それは「安心感」です。今回は、IT投資への満足度を分けている、たった1つの共通点についてお伝えします。
多くのITベンダーは「この機能があれば業務が効率化できます」「他社より安価です」という切り口で提案します。しかし実際に経営者が知りたいのは、月次の数字が正確に出ているか、給与計算にミスがないか、在庫がリアルタイムで把握できているか、という日々の「不安の種」が解消されるかどうかです。機能の多さや価格の安さだけでは、この不安は解消されません。
ここに、ベンダーと発注者の間で生じやすいズレがあります。例えば10万円のIT投資判断ひとつをとっても、ベンダー側は「安い買い物」と捉えがちですが、発注する経営者にとっては、日々の資金繰りや会社の将来を左右しかねない重い決断です。この温度差を埋められるかどうかが、満足度を大きく分けます。
だからこそ、IT投資を検討する際は「今、何に不安を感じているか」から出発することをおすすめします。DXや最新技術といった言葉に振り回されるのではなく、自社の不安の種を一つひとつ洗い出し、それを解消できる手段としてITを位置づける。この順番を守ることが、結果として満足度の高いIT投資につながります。
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