note46:AIは何に使えばいいの?シリーズ①「飲食店の新メニュー開発」例


岩手県内の企業と話していると、「生成AI」という言葉自体は広く知られるようになりました。文章作成やメール下書き、議事録の要約など、日常業務の補助として使う例は増えています。一方で、それ以上の活用となると「特にしていない」という声も多く聞かれます。特に中小規模の事業者では、本業が忙しく試す時間を確保しづらいことに加え、「そもそもどんな業務に使えるのかイメージが湧かない」というのが実情のようです。

そこで今回は、具体例のひとつとして飲食店の新メニュー開発への活用法を紹介します。ポイントは、ChatGPTのようにネット上の情報を幅広く参照する生成AIではなく、GoogleのNotebookLMを使うことです。NotebookLMは「自分が渡した情報だけ」を重点的に読み込む仕組みのため、過去のメニュー表やレシピ、原価表、売れ筋ランキング、競合店情報などを読み込ませると、AIがその店らしさ(味の傾向、価格帯、ターゲット層など)を理解した上で提案してくれます。参照する情報源が限定される分、事実と異なる内容をもっともらしく答える「ハルシネーション」も起きにくくなります。

使い方はシンプルです。自店のメニューや原価情報、参考にしたい競合店やSNSで話題の情報を読み込ませたうえで、「30代女性向けの新スイーツメニューを5案提案して」といった具体的な依頼を出します。さらに「原価率は一定以内」「厨房負荷を増やさない」といった条件を加えると、実務に近い提案が返ってきます。提案後も「3番目の案をワンオペ対応にして」「原価シミュレーションをして」のように対話しながらブラッシュアップできる点も特徴です。最終的な判断は経営者や店長にしかできませんが、考えを整理し新しい視点を得る相手として、AIはかなり実用的な段階に入っています。

新メニューの開発後、POSや売上データを使って「誰に、何が、どのくらい選ばれたか」を確認し、リピーター施策につなげるWorkBridgeの「顧客経営支援」も行っています。

この続き・詳細版はnoteでも公開しています:https://note.com/abetakaki/n/nd69c9ba74a5b


トップへ戻る