岩手のIT導入アドバイザーとして100社以上を訪問してきた中で、ずっと気になっていることがあります。業種や社歴を問わず、社員が日常的に使うパソコンが「デスクトップ」という会社がいまも相当数を占めているという点です。良い悪いという単純な話ではありませんが、持ち運びができることで業務効率が上がるだろうと感じる場面を数多く見てきました。
自身の経験では、20数年前にデスクトップからノートに切り替えた当初こそ画面の小ささや打鍵感の違いに戸惑いましたが、得られたものの方がはるかに大きいものでした。会議室や取引先へパソコンを持参できるようになり、社内ネットワークが無線LANに移行してからは配線の煩わしさもなくなりました。いまやノートパソコンは軽量かつ高性能になり、外付けモニターを組み合わせれば自席でもデスクトップと変わらない使い心地を実現できます。
デスクトップを使い続ける理由を伺うと、「コストが安い」「無線化するとセキュリティが不安」といった合理的な理由がある一方、「特に考えたことがなかった」「ずっとそうしてきたから」という、理由が明確でない回答も少なくありません。これはIT導入の場面でよく見られる「惰性の継続」で、意図せず続いてきた選択が知らないうちに業務の可能性を狭めていることがあります。
特に、社内の会議や打ち合わせが多い場合、取引先への訪問が多い場合、将来的にテレワークの可能性を考えている場合は、ノートパソコンを選択肢に入れないことで情報共有のスピードや業務継続の柔軟性を損なっている可能性があります。ITはあくまで道具であり、使い倒してこそ投資したコストを回収できるものです。パソコンの選択が惰性になっていないか、一度見直してみることをお勧めします。どのような基準で選ぶべきかについても、IT導入アドバイザーとして一緒に整理するお手伝いができます。
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